2004-02-24 [長年日記]
_ [football]イルハン始動
のニュースにちょっとだけ映る和波(^_^)。
ところで旅の窓口はこんな企画を。いやぁさすが楽天グループ。ちょうど神戸行きを企画してたので、どんどん続けてください。えっ和波を見にですよぅ。
_ [livre]今月読んだ本
そういえば全部読んでないなーと思って
「日本幽囚記」（中が行方不明でなぜか上と下）、あとチェーホフ「サハリン」と2月だけに寒い本を。
「日本幽囚記」というのは幕末、国後島で日本に捕らえられたロシア軍人の手記。脱走したりまた捕まったりと手に汗握る展開です。下巻の最後に、迎えに行ったロシア船の人の手記が別途載っていて、「高田屋嘉兵衛という人物がすんごくエライ」と出まくってます。あーこれは司馬遼太郎のアレかぁと思ってたのがちょうど菜の花忌だったようで。「街道を行く」は少々読んだことありますが、オヤジ読書の雄、っていうか躊躇してます。
チェーホフのほうは未だ途中。樺太ってロシアの流刑地だったそうで、チェーホフが行ったころは「ちょっと人家のある秘境」という趣です。
上記の本とは関係ありませんが、うちの祖父は樺太の大泊（現コルサコフ）出身です。以前、大泊に行くツアーがあったので「お金出してあげるから行ってきなよ」と勧めたら、「どうせ景色とかは変わっているだろうから、昔の思い出のままでいい」と断られました。
あ〜コルサコフって大泊なんだー。文庫に地図がついていないので、今わかりました。ありがとうです。でも昔の拓銀支店を使ってるとかきくし、どのくらい変わってないんでしょうね？
http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/main/sakhalin.info/←樺太についてはココのサイトが詳しいかも？
ウチの祖父が樺太に行かない理由のもうひとつには、ロスケ達が我が物顔で住んでいる故郷を見たくないと言う気持ちもあるかと思います。
太平洋戦争が終わってソ連軍が樺太に侵攻して来た際、祖父はほぼ全財産を放棄して引き揚げて来たことから、ロシア人に対しては並々ならぬ恨みがあるみたいで、一昨年のＷ杯での日本×ロシア戦で日本が勝利した時、その勝利を我が家で一番喜んでいたのは実は祖父でした。
わー歴史だー。